緩やかな時間
様々な考えを持った人が存在している社会で自身がその多様な思考の中で埋もれてしまわぬように必死に抗っている。やがてその繰り返し疲れてきた頃に、妥協という言葉を知った。
たまに何も考えず、ただただ景色を見つめている時、その緩やかな時間の美しさに気づく。まるで全てが静止したような空間の中に身を任せ、ただ過ぎて行く時間の流れに身を委ねる。それを感じる事が出来る事こそ最高の贅沢ではないだろうか。ただ集団の中で流されて生きる事よりも、そのひと時の為に、そしていずれはそのひと時が毎日のように優しく包み込む日々を送る、そういう歳をとって行きたい。
一瞬の眩い光を発するより、種火を絶やさぬ努力の方が価値があるのだ。
